車の法定点検って? 車検との違い、費用など「基本」をわかりやすく解説!
外出先で突然車のトラブルに見舞われたら困ってしまいますよね。みなさんも、高速道路や旅先で車が動かなくなって途方に暮れている人を見たことがあるのでは? そうならないために、使用者の義務として定められているのが「法定点検」です。ここでは「法定点検」の費用や点検項目などの基本をご紹介します。
車の「法定点検」とは?
法定点検は、法律で定められている車の点検整備で、車の使用者の義務とされています。
自家用車の場合は「12ヶ月点検」と「24ヶ月点検」がありますが、24ヶ月点検は車検と同時に行われるのが一般的です。
また、レンタカーやトラック、バスなどの事業用車は法定点検を受ける期間が自家用車とは異なります。
車検とは違うの?
24ヶ月点検は車検と同時に行われるので「法定点検」と「車検」は同じものと思っている方も多いですが、実は目的が異なります。
法定点検…車に故障がないかを事前に確認・点検・整備し、トラブルを未然に防ぐ。
- 法定点検…車に故障がないかを事前に確認・点検・整備し、トラブルを未然に防ぐ。
- 車検……車が保安基準適合しているかを検査するもの。
法定点検にかかる費用はどのくらい?
料金は依頼先や車種によっても異なりますが、12か月点検の場合およそ1~2万円が相場です。検査の結果、修理箇所が見つかったり、オイルやタイヤなどの消耗品の交換をした場合は別途費用がかかります。点検自体の費用はどこも大きく変わりませんが、こういった部品や消耗品の購入が発生する場合は依頼先により費用が大きく変わってくることがあります。
法定点検はどこで受けられる?
法定点検は、ディーラーやガソリンスタンド、整備工場、自動車用品店などで受けることができます。自分で行うことも可能ですが、専門知識や専用の工具が必要なので、車に詳しくない方、自信のない方はプロにお任せするのが安心です。
法定点検の項目は?
12か月点検は27項目、24か月点検はさらに30項目を加えた57項目となります。
主な点検箇所は以下のとおりです。
- エンジンオイルとオイルフィルターの交換
- タイヤの点検
- ブレーキの点検
- サスペンションの点検
- ライト類の点検
- バッテリーの点検
- 冷却水の点検
- エアコンの点検
- エンジンルームの点検
法定点検にかかる時間は?
待ち時間を除いた点検時間は、大きな問題がなければ約60~90分です。時間を無駄にしないためには、事前に予約をしたり、ショッピングセンターなどに併設した整備工場に依頼し、用事を済ませている間に点検してもらうのもおすすめです。
法定点検をしないとどうなる?
法定点検は車の保有者の義務ではありますが、点検を受けなくても罰則はありません。ただ、思わぬトラブルを防止するためにも指定期間にしっかりと点検することをおすすめします。トラブルが小さいうちに修理ができれば、人間の健康診断と同様、結果として大きな修理費がかからず済むということにもつながります。
また、プロの整備を受けると「点検整備済」のステッカーを貼ることができるので、次の点検時期に気が付きやすくなったり、車を売買する際に有利になるケースもあります。
【まとめ】万が一のために車の点検は大切
特に日常の足として毎日のように車を利用される方にとって、車のトラブルは大きな問題です。頻繁に整備・点検をするのは難しいですが、法定点検時にはプロにしっかり確認してもらい、安心・安全なカーライフを送りましょう。
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